高原今季初先発、2発! V弾!

ブンデスリーガ:ハンブルガーSV2−1ヘルタ・ベルリン>◇26日◇AOLシュタディオン


ハンブルガーSVのFW高原直泰(25)がブンデス移籍後初の1試合2得点を決めた。
今季初先発となったヘルタ・ベルリン戦で、開始3分にCKから頭で先制。
昨年12月17日のフランクフルト戦以来のゴールで勢いづくと、
1−1で迎えた後半35分には右足で決勝弾を決めるなど大暴れ。
フル出場で2−1の勝利に貢献、10月13日のW杯1次予選対オマーン戦に弾みをつけた。
 高原がスタンドに向かって歓喜の雄たけびを上げた。8月14日のマインツ戦以来の出場。
ここ2試合はベンチ入りすらできなかったうっぷんを晴らすかのように、
大歓声に包まれほえた。今季6戦目にしてようやくつかんだ先発ですかさず、結果を出した。
 前半3分、左CKから決めた。中央での空中戦でDFバンビュイテンが競り勝ち、
ゴール前に流したボールを右ポスト前に待ち構えた高原が頭で合わせた。
2連敗中のチームに貴重な先制ゴールをもたらした。
 見せ場はこれだけで終わらない。前半23分には、ブンデス初のFKまで披露した。
ペナルティーエリアの左隅ギリギリから右隣のMFビッキーへいったん軽く蹴り出した。
ボールを返されると、ゴール左スミを狙い右足を振り抜いた。
今週先発が決まってからキッカー役に指名され、期待にこたえようとみっちり練習を積んできた。
大きくそれたが、つらいことばかりが続いた今年、最もサッカーを楽しめた瞬間だった。
前半だけでシュート3本。好調ぶりを猛アピールした。
 並々ならぬ意欲を持っていた今夏のアテネ五輪は、肺血栓塞栓(そくせん)症を理由に落選した。
悔しさを晴らすはずの8日のW杯アジア予選・インド戦ではミスを連発。
存在感を出せずに、後半22分に久保と交代した。
リーグ戦に戻っても、11日のシュツットガルト戦で、17歳のアマチュア選手に先発を譲る屈辱を味わった。
ようやく訪れた先発で何としても結果が欲しかった。
 後半35分には、DFラーンからの低いボールをマークを振り切り右足でシュート。
ラウトとロメオの故障でつかんだ1チャンスで、移籍後初の1試合2発と結果を出した。
高原にも、W杯への大一番となるオマーン戦を控える日本にも大きな弾みとなった。


遂にスシボンバーが本領発揮。
1試合2ゴール、先発からは外れFWでの起用の機会も減っていた彼ですが、
主力選手の故障で巡って来たこのチャンスを見事にものにしましたね。
彼は元来FWの選手、そんな選手をサイドで起用したって機能しませんよ、
最近はよりによってアマチュア選手を先発にしてたとか、采配意味不明。
逆境を撥ね退けた高原はこれからも活躍してくれるでしょう・・・・そう願いたい。
この好調さをそのままアジア予選のオマーン戦にも還元して欲しいものです。