10年が経ち、そして・・・



今日で丸10年、関西では殆どの局で震災特番をやっています。
私は当時金沢に住んでいまして直接被災してはいないのですが、
親に聞くとやはり相当スゴかったと言います。
10年経って神戸の街は奇跡的な復興を遂げました、
しかし神戸の方々の心の復興はまだまだなんだなと改めて痛感。
無残に崩れ去った瓦礫の下敷きになった肉親、
数メートル先にある命を救えなかった事がいまだに心の傷として残ってる。
肉親でなくとも救えなかった自衛隊の人、消防隊の人、医師・・・etc
いまだに色んな人の心に傷が残る、物心両面を襲った未曾有の災害。


そしてこの国の危機管理の甘さ、致命的ですな。
そんな中でも佐々淳行氏はやはり違うなと思いましたね。
修羅場をくぐってきた人の危機に直面した時の冷静で的確な判断力はスゴイ。
権力の中枢にいる愚かで自己保身と利益しか考えない輩を排除しない限り、
この国はずっとこのままなんでしょうな、情けない。
権力集中という問題はありますが、
もっと緊急時に強力な権限を首相に与える事は当たり前でしょ。
大幅な予算使用に何が大蔵省の幹部が反対だぁ? 
アホか、そんなもん蹴散らせ、絶対必要経費でしょうに。
いくら非常識で利己的な官僚が騒ごうが国民がその首相を擁護するだろう。
分かるね、こういう緊急時の動きでその人間の人となりが。
今、10年前の悲劇がどこかで起こったとしたら
・・・今の政府には一体何が出来るのだろうか? そう考えると恐ろしい。