ディカーニオ騒動



皆さんはイタリアでのこの騒動をご存知でしょうか?

ディカーニオ、ダービーでの過激なポーズで非難の的に


ローマダービーでゴールを挙げ、
ラツィオを勝利に導いたパオロ・ディカーニオが試合後に
ラツィオサポーターの前で見せたポーズを巡って、政界から非難を受けている。
ディカーニオが取ったポーズは、第2次世界大戦中にイタリアの首相を務め、
ファシストだったベニト・ムッソリーニの信奉者たちが用いていたローマ式の敬礼で、
現地時間8日の新聞各紙にもその写真が掲載された。


ディカーニオは「俺はプロサッカー選手だし、
勝利を祝ったポーズに政治的な意味合いはまったくない」と
政治的な含みはなかったと話しているものの、
過去に出版された自伝ではムッソリーニに「魅力を感じる」との発言もしていた。


一部の政治家からはローマ式の敬礼は
イタリアの多くの人々に辛い経験を思い出させるものであり、
内戦の象徴とも言えるポーズを取ったことは
人々に融和ではなく分断をもたらすとする声や、
選手としてのディカーニオは尊敬に値するものの、
あのポーズを認めるわけにはいかないなどの非難の声が上がっている。


【引用元】Yahoo!スポーツ



実際に写真を見ましたが、この写真を見る限りは指摘通りかなと。
まぁこれがファシスト式敬礼という事を初めて知りましたけども。
これだけ世論が騒ぎ立つ事からイタリア国民に
あの大戦がどれほど心の傷を与えていたのかがよく分かりますね。
この騒動で唯一ディカーニオのこのポーズを歓迎してる政治家がいるらしい・・・
そう、ムッソリーニの娘さんなんだって、血は争えないのでしょうか。
ディカーニオ自体、ものすごくラツィオサポーターからは愛されています。
しかしそんな彼であっても許されない行為だったのだろうと思います。
いくら戦時中ラツィオムッソリーニから支援を受けていたとはいえ、
今の時代そんな事は最早関係ありませんからね、サポーターの意識だって違う。
ファシスト的な意識を持つのは個人の勝手ですけど
やはり公の場では慎むべきですよね、なんとも過激な選手ですなぁ。


と思ってたら・・・

ラツィオディカーニオファシスト式敬礼を否定=セリエA


パオロ・ディ・カーニオファシスト式敬礼を行ったことを否定した。
「ただサポーターにあいさつをしに行っただけだ。
たくさんのカメラマンがいて、
彼らは1分間に何百枚も撮影できるカメラを持っている。
ちょうど手がそういう形になった一瞬を捉えるというのもよくあることだ」


ディ・カーニオダービーマッチの終了後に北側ゴール裏に行って
ファシスト式の敬礼を行ったとして騒がれていたが、このコメントで周囲を黙らせた。


【引用元】スポーツナビ



だそうです、一応騒動は落ち着いたっぽいですね。
まぁ体のイイ言い訳のような気もしますけどね、たまたまにしては角度良過ぎるし(笑
有耶無耶っぽい感じですが彼が違うと言うのなら違うんでしょう。
はしゃぎすぎて少し反省したようにも見えますね、彼(笑